(入学準備・1年生)『数量感覚』で算数のつまずきを防止しよう!

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小学校入学までに数を数えられる子は多いと思います。しかしそれが「1の次は2」「10の次は11」「3の2つ後は5」という数字の順番を覚えているだけだとしたら、1年生の算数でつまずくかもしれません。算数は、『数をとして想像できるかどうか』で理解のスピードがかなり変わってきます。ここでは「数量感覚」を養うための家庭でのポイントと、家庭学習用ドリルのご紹介をします。

目次

数量感覚がないと、どうなる?

1年生の1学期には、10までの数を合成・分解することを学習します。「1と4で、5」「10は、3と7」という感じです。10までの数ならなんとなく理解はできると思います。しかし10を超えてくると分からなくなり、下記のような回答をしてしまいます。

問題「11+2」 答え「1と1と2で、4」
問題「10+10」 答え「10がふたつだから、2」
問題「12-10」 答え「15」

このように「10は、1が10個」であることが分かっていなかったり、引き算をしているのに逆に増えてしまったりします。

数量感覚があると、どうなる?

数量感覚があると、数字が大きくなってもある程度予測を立てることができます。

問題「15+8」→「20より大きい数になるな」
問題「15ー8」→「10より小さい数になるな」
問題「19+29」→「20+30に近い数になるな」

これは掛け算や割り算、その先の学習へ進んでいった場合にも有効です。計算力の向上にもなり、授業で習っていない問題でも自分で出来てしまうことも。

新しい学習をスムーズに理解するためにも身につけておきたい「数量感覚」。どのようにして養えるのか、次からご紹介します。

家庭での声掛け

生活をしている中で「数」を扱うことはたくさんありますよね。数字を順番に言えるようになったら、数と量を結びつける声掛けをしてみてください。

数えてもらう

  • 「この積み木は何個ある?」
  • 「この色鉛筆は何本かな?」
  • 「今日は何冊の本を読もうか?」
  • 「アリさんは何匹いた?」

このような声掛けをすると、数字と量感が一致するようになりますね。同時に、「~個」「~本」「~冊」という物の単位も覚えることができます。

合わせてもらう・分けてもらう

  • 「〇〇くんが拾った葉っぱは何枚?」「ママが拾った葉っぱと合わせたら何枚になるかな?」
  • 「いちごが10個あるから、2人に同じ数ずつ分けてくれるかな?」「1人何個になったかな?」
  • 「このカードは全部で何枚かな?」「12枚だね。3人で分けてみようか。」

このような声掛けを続けると「わかった!クッキーが12枚あるから、2人で分けたら6枚ずつだね!」と、分けたり合わせたりする前から想像できるようになります。

数量感覚を育むおもちゃ

おもちゃでも、数量感覚を養えるものが色々ありますのでご紹介します。

100だまそろばん

数量感覚を身につけられるとして有名。100個のコマをスライドして動かすことができ、数字に合う量を目で見て感じることができます。また、10個ずつまとめられているので「10のまとまり」を認識しやすくなっています。実際に計算する時にコマを動かして確認することもできますね。

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天秤

天秤のおもちゃは、量が多い方が下がるので数字の大小がとても分かりやすいです。また、100だまそろばんと違って実験的な楽しみがあるのも良いですね。子どもの想像力を掻き立て、遊び方の幅も広がります。

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キューブ積み木

キューブ積み木も、数えた量を視覚的に認識することができます。合わせたり分けたりすることで、足し算引き算の概念もわかりますね。また、キューブ積み木は立体的に積み上げることができるため、空間把握力・想像力も養うことができます。シンプルな積み木ですが、使い方によってあらゆる力を身につけることができる知育玩具ですね。

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