サピックス「きらめき算数脳」は難しい?受験向け?やってみた感想と解説!注意点も

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算数ドリル「きらめき算数脳」が気になるという方!このドリル、人気ですがお値段もなかなか・・・。自分の子供に合うのかどうか、できれば先に知っておきたいですよね。我が家で「きらめき算数脳」に取り組んでみましたので、感想と詳しい解説をいたします!ぜひ参考になさってくださいね。

目次

著者のSAPIXは、中学受験で高い合格実績を誇る進学教室

きらめき算数脳の著者であるサピックス小学部は、中学受験で高い合格実績を誇る進学教室です。そんなところが作ったドリルは中学受験向けなのでは?と思ってしまいますよね。

しかし取り組んでみると、全然そんな事はありませんでした!(受験対策にならないというわけではないです!)

きらめき算数脳の問題は、

低学年のうちから将来の本物の学力の根幹となる「思考力」や「問題解決能力」を身につけられるように

という想いで作成され、楽しいゲームやパズルの要素がたくさん取り入れられています

カナママ

これからの時代は「思考力」や「問題解決能力」が求められること間違いなし!なので、中学受験をするしないに関わらず取り組みたいドリルなのです。

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きらめき算数脳シリーズは、入学準備~5年生対象

きらめき算数脳は次のようなラインナップになっています。リンク先でサンプル画像が見れるものもありますよ。

我が家では最初の4冊まで取り組んでいるので、内容の情報も簡単にですが記載しておきますね。

きらめき算数脳 入学準備~1年生 かず・りょう

  • ものの並べ方や分け方、キャラクター達の発言から推理する問題などがあります
  • ゲームを題材にした問題が多くあります
  • 20までの足し算ができればOK
  • 問題は全てひらがなで、カタカナにもひらがなの読み仮名が書いてあります

きらめき算数脳 入学準備~1年生 ずけい・いち

  • めいろの進み方や図形の置き方、向きの変化についての問題があります
  • 計算問題はないので数が数えられれば大丈夫
  • 問題は全てひらがなで、カタカナにもひらがなの読み仮名が書いてあります

きらめき算数脳 小学1・2年生

  • 図形の見え方やものの並べ方、位置、条件からの推理、順番などの問題があります
  • 「青・赤」や「上・下」など簡単な漢字が出てきます。見開き2ページの1つの問題の中で、最初に出てきた時には振り仮名がありますが、2回目からはありません
  • 数の大小の理解と、20までの足し算引き算ができれば大丈夫

きらめき算数脳 小学2・3年生

  • 進み方や図形の変化、位置、数パズル、条件からの推理などの問題があります
  • 1000までの足し算や、お金(お札)の計算も必要になります

きらめき算数脳 小学3・4年生

きらめき算数脳 小学4・5年生

ちなみに、きらめきシリーズには他に「思考力パズル」もありますよ。
思考力パズルについては下の記事をご覧ください♪

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大きさはA4判・ページ数は60~70ページでオールカラー!

小学生向けドリルの中では割と大きく、どっしりとした印象のドリルですね。
オールカラーで、問題のイラストや登場人物が多いので楽しい雰囲気です。
左右の見開きの2ページで1つのテーマになっているのですが、やる分だけ切り取るということはできません。
やる分だけ用意したい場合はコピーが必要です。

きらめき算数脳の見た目

問題の構成

見開きの2ページで1つのテーマになっていて、その中に問題がいくつかあります。
全て、最初に解き方やルールの説明、例などがあり、まずそれを読んで理解し、その後の問題に取り組む流れです。
1つのテーマの中で問題は徐々に難しくなりますが、キャラクター達がアドバイスをしてくれますよ。

また問題のレベルは3段階に分けられており、★の数で確認できます。

きらめき算数脳の構成
解説ページ

保護者向け解説付き

きらめき算数脳はゲームやパズルの要素が多く、大人でもたまに「この解き方で合っているのかな?」と思うことがあると思います。

『入学準備~小学1年生』の2冊以外になりますが、取り外しができる冊子の解説に、答えを出すまでの過程やポイントの解説があるので安心です。

きらめき算数脳をやってみて分かったこと

納得の良問揃い!

さすが人気のドリルなだけあって、大人も納得の良問が揃っています。子供と一緒に解くのが楽しいですよ!
無料のプリント問題等ではなかなか手に入らないと思います。
ドリルはボリュームがありますが、それぞれ違ったタイプの問題なので飽きずに楽しめます

楽しみながら「考える力」を身につけられるなんて良いですよね。

また、問題のテーマも「こいのぼりをつくろう」「なつやすみのけいかく」「たまいれゲーム」「ランドセルはどこ?」「来て来てサンタさん!」など、子どもが親しみを持てる内容になっていますよ。

カナママ

息子はきらめき算数脳の新しいドリルを買った時には、先に問題を全部見てしまうほど、興味津々です!

色鉛筆が必須

きらめき算数脳はシールを使うことも多いですが、色鉛筆を使う問題もとても多いです!
「〇〇はきいろで、〇〇はあおで、〇〇はピンクでぬりましょう」など、色指定で4色ほど使ったりします。

息子の場合「1年・2年」より「入学準備~1年生」の方が難しかった

我が家では1年生の時にまず『1年生・2年生』をやりました。その後に『入学準備~1年生 かず・りょう』をやったのですが、『入学準備~1年生 かず・りょう』の方が難しかったんです。何が難しかったかというと・・・

『入学準備~1年生 かず・りょう』はゲームを題材にした問題がいくつかあるのですが、その「きまり」の内容が多いんです。下の写真は息子が苦労した問題の「きまり」です・・・。

きらめき算数脳の問題のきまり

決まりごとが多いと頭の中で整理できず、理解しきれないようでした。

集中力・考える力が身についた

リビング学習でお邪魔虫も居たりと、注意散漫になりやすい息子ですが、きらめき算数脳をやっているときは集中できるようになりました!

きらめき算数脳に取り組む様子

たまに苦労する問題もありますが、「うーん・・・。こうじゃないなぁ。こうかなぁ。あっ分かった!」自分で考える力がついているのが分かります。

いい感じで頭を使ってくれてるな~と!

カナママ

「きらめき算数脳」に感謝です!

きらめき算数脳の難しいところ

きらめき算数脳はまず「きまり」を理解することから始まります。
文章を読んで理解するのが苦手な子は長いきまりの問題が難しいかもしれません。

前述したように息子は問題の「きまり」を読んで理解できないことがあり、「読解力が無いんだな・・・」と気づくことができました。

なので息子にとって、きらめき算数脳は「読解力向上」の良い特訓にもなっていると思います!

他に、きらめき算数脳では、図形の変化を頭の中で考えるなどの「想像力」が必要な問題があります
例えばイラストでは見えないサイコロの裏側とか、図形の重なった部分、表裏などですね。

これも想像することが苦手な子は難しく感じるかもしれません。
しかしこれに関しては解説にある通り、必要であれば折り紙や積み木を実際に用意して触ることで、理解を深めていくことができますよ。

きらめき算数脳に取り組む際の注意点

取り組む順番が間違っているかも?

きらめき算数脳は1冊の中にレベル1(★)~レベル3(★★★)までの問題があります。しかしページ順にはなっていないので、最初からページ順で進めていくとレベル順にはならないのです。ドリルの冒頭に説明がありますが、まずはレベル1の問題を全部解いてから、レベル2・レベル3へと進めるようにしましょう。レベルは左上に星マークで教えてくれますよ。

きらめき算数脳のレベルマーク

このドリルを購入した理由

きらめき算数脳は、足し算や引き算という四則演算を教えてくれるドリルではありません。
身近なものを題材に、数や図形、推理、論理的思考といった、算数の世界に自然に入っていくドリルです。
計算力の向上や反復練習といった学習も大切ですが、これからの長い人生で「考える力」は重要であり、様々な学習の土台になってくると考えています。
きらめき算数脳で「考えることの楽しさ」を知ってくれればいいなと思い、購入しました。

オススメです♪ぜひ挑戦してみて下さいね!

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